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「今さら聞けない」 ミッドセンチュリーインテリアの基礎知識【家具編】

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ミッドセンチュリー_メイン

「ミッドセンチュリースタイルのインテリア」といったコトバは、よく聞くけど、その意味やインテリアコーディネートの方法は、よくわからない……。という人も多いのでは?

そこで今回は「ミッドセンチュリーって、なに?」という基礎的なお話、ミッドセンチュリーを代表するデザイナーや家具、そしてインテリアのコーディネート方法を紹介しましょう!

そもそも「ミッドセンチュリー」って、なぁに?

「ミッドセンチュリー」とは「1世紀の中間」という意味です。デザインの世界では主に20世紀の中ごろを指していて、一般的に1940~1960年代にデザインされたモノを言います。

imasia_5653532_Lインテリアでは、この時代の主にアメリカのデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ、ジョージ・ネルソンなどを中心とした家具やインテリアなどを「ミッドセンチュリースタイル」とか「ミッドセンチュリーインテリア」などと呼びます。

家具やインテリアが好きな人は、上に挙げた「イームズ」や「ネルソン」などのデザイナーはおなじみですね!

では、ミッドセンチュリーの家具たちをみていきましょう。

イームズのシェルチェアの基本をおさらいしましょう!

このアメリカのチャールズ&レイ・イームズがデザインした椅子たちは、世界的に有名な名作椅子として知られています。みなさんもカフェなどでよく見かける軽椅子でしょう。

この、「イームズチェア」とも呼ばれる、プラスチック製の椅子は座るところのカタチから2つに分けられます。

ひとつは代表的なアーム(肘掛け)のない「シェルチェア」と呼ばれるもの。
幅は約46センチと小ぶり軽くでカラーバリエーションも豊富なので、ダイニングや一人暮らしのお部屋のワンポイントにも最適!

パーソナルチェアもうひとつは幅が約62センチのアームの付いた「アームシェルチェア」です。
これは身体を包み込むような快適な座りごこちなので、自分専用の「パーソナル・チェア」としてオススメ!
パソコン用の椅子として使えば、グッとお部屋がかわいくなりますよ☆

そしてイームズチェアは、脚のカタチにもバリエーションがあります。有名なものが「エッフェルベース」と呼ばれる、その名のとおりパリのエッフェル塔のような金属製のもので「DSR」といわれています。

そして、木製の脚のものは「DAW」、さらにアームシェルチェアには「RAR」という脚が木製のソリのようなカタチをしたロッキングチェアタイプのものも。椅子に身体をあずけて揺られながら、休日などにリラックスすると優雅な気分が味わえそう!
アームシェルチェア

エッフェルまたエッフェルベースで、シェルチェアの部分が金属でつくられた「ワイヤーチェア」と呼ばれるものもあります。

これはイームズのデザインのなかでもレア・アイテムで、ワイヤーで構成された軽い雰囲気がオシャレ。

ミッドセンチュリー感あふれるインテリアにオススメです!

ネルソンクロックだけでも、ミッドセンチュリー感あふれるインテリアに!!

ジョージ・ネルソンは、イームズと同じアメリカを代表するミッドセンチュリー時代のデザイナー。あまり知られていないことですが、無名だったイームズを見つけ出したのはネルソン。イームズの「先生」ともいってもいい、偉大な人なのです!

アメリカのハーマンミラーという家具メーカーで、1950年ごろデザイン部のトップだったネルソンは、数々のミッドセンチュリーテイストにあふれた作品を生み出しています。
なかでも、よく知られているのは「ネルソンクロックシリーズ」と呼ばれる掛け時計。
ネルソンクロック
このポップなデザインの時計はインテリア雑誌などでよく見かけるので、ご存知の人も多いでしょう。それまで、機能優先だった壁掛け時計をカラフルな「オブジェ」へと変身させ、いまでも世界中にファンがたくさんいます。

ネルソンの時計では、太陽のようなカタチの「サンバーストクロック」、独特のブルーの立体的な文字盤が印象的な「ブロッククロック」、すこしシックだけど強いインパクトのあるデザインの「アスタリスククロック」などが有名。

壁掛け時計は、チョイスしだしでインテリアの印象をがっらと変えるアイテム。まず、ネルソンのデザインした時計を、ひとつ壁にかけるだけでも、お部屋が「ミッドセンチュリーテイスト」になることうけあいですよ!

アメリカ以外にも「ミッドセンチュリー」スタイルのインテリアはあります!

ミッドセンチュリー時代の二人の巨匠がデザインしたアイテムをここまでみてきました。
「でも、アメリカのものだけなの?」と思ったあなたは、スルドイ!

そうです、ミッドセンチュリーデザインの流れはアメリカから発信されましたが、この時代のデザインは世界中にあって、いまでも根強い人気があるんです!

バタフライスツールまず、日本を代表するプロダクトデザイナー柳宗理(やなぎ・そうり)。
柳宗理は最近はケトルや食器などのデザインが見直されているので、よく知っている人も多いのでは?

なかでも柳宗理デザインの「バタフライスツール」と呼ばれる、合板を曲げてつくられた椅子は、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに選ばれるなど、世界的評価も高い1脚。スツールとしては、やや高価かもしれませんが、間違いなく「一生モノ」の逸品。

これは日本の家具メーカー「天童木工」が、ミッドセンチュリー時代に技術を結集して完成させて世界の「TENDO」として、日本のモノづくりのレベルの高さを見せ付けた、メイド・イン・ジャパンの名作なのです。

スタンダードチェアそして、20世紀半ばのヨーロッパのインテリアにも注目してみましょう。代表的なデザイナーはフランスの建築家・家具デザイナーのジャン・プルーベ。近年、再評価が高まっているデザイナーのひとりです。

プルーベのデザインで、いま、もっとも注目を浴びているもののひとつが「スタンダードチェア」という名前の金属のフレームと木製の座と背でつくられた椅子。よく知られているのが、フレームの色がかわいい水色のもの。他にもシックなブラックもあります。

じつはスタンダードチェアは1934年に発表されていて、すこしだけミッドセンチュリーより前の時代。でも、この椅子がミッドセンチュリーのインテリアに与えた影響は計り知れないものがあるので、ミッドセンチュリーインテリアの代表選手として紹介されることも多い名作。

このスタンダートチェアは、かわいいデザインとは裏腹に、プロの建築家など目の肥えた方達にも人気の椅子。そんな椅子をお部屋に取り入れると、あなたの「インテリア達人度」をグッと上げることができますよ!
スタンダードチェア2

ミッドセンチュリーインテリアの基礎知識まとめ

アメリカのイームズ、ネルソン、日本人の柳宗理、そしてフランスのプルーベと、ミッドセンチュリーを代表するデザイナーとそのプロダクトを中心に紹介してきました。

このなかのひとつだけをお部屋のインテリアに取り入れても、
「ミッドセンチュリー」のポップな印象のお部屋になります。
でも、こうしたミッドセンチュリーのデザインは、意外かもしれませんが、
いま人気の「北欧スタイル」と相性がいいのです!

それは北欧デザインの名作の数々が発表されたのも20世紀半ばのものが多いので、
ミッドセンチュリー時代と感覚がぴったり!
アメリカのミッドセンチュリーインテリアも、北欧デザインも同時代のデザイナーたちが互いに刺激を受けながら優れたデザインを生み出していったのです。

ミッドセンチュリーのインテリアには「ポップでカラフル」といったイメージがありますが、時代に左右されない完成度の高いデザインは、現代のいろいろなインテリアアイテムと組み合わせても違和感はありません。

今のお部屋にインテリアのポイント、アクセントとしてミッドセンチュリーモノを置く、あるいは、こだわってミッドセンチュリー時代のデザインで統一する、どちらも大いにアリ。
ミッドセンチュリーの椅子やインテリア雑貨には、楽しいデザインが多いので気に入ったものを自由に組み合わせてみてくださいね!

ミッドセンチュリーのデザインは、お部屋のインテリアの印象をワンランクアップさせるものがいっぱい。いろいろ調べてみるときっと新しい発見がありますよ。

ミッドセンチュリーまとめ

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